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2024.1.29.Mon

       

1on1とは?目的や面談との違い、具体的な実施内容・テーマ例を解説

1on1とは?

近年、働き方改革の一環として多くの企業が部下育成の手段として採用しています。1on1ミーティングで効果的な人材育成を行うには、上司と部下が会議の目的を明確に共有し、それを基に実施することが重要です。しかし、その導入が必ずしもスムーズで十分な成果を上げているとはいえないようです。

「部下が意見を言わない」
「単なる雑談になったので意味がない」
「一方的な上司の説教で終わった」


このように失敗してしまう事例もあり、1on1ミーティングを導入したもののうまく活用できていないケースも多いようです。
本記事では、1on1ミーティングの目的や人事面談との違い、また具体的な実施内容やテーマと合わせてご紹介します。1on1ミーティングを実施するか迷っている方ややり方を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

参考:1on1ミーティングの現状と課題に関する一考察 -国内大手メーカーA社の事例研究 J-STAGE

1on1ミーティングとは?


1on1ミーティングとは、上司と部下が勤務時間中に一定の時間を設けて行う定期ミーティングのことです。一般的に週1回から月1回の頻度で部下との対話の機会を設けます。
1on1ミーティングとはどのようなものか、人事面談との違い、目指すべき目的や期待できる効果について解説します。

◆人事評価面談との違い


1on1ミーティングと人事評価面談は似たような会議形式ですが、それぞれの目的はまったく異なります。
人事評価面談とは上司が部下を評価し、昇給やボーナス査定、昇進の可否を判断するための面談です。いわばテストのようなもので、その結果は上司や人事部など一部の社員だけに共有されます。

一方、1on1ミーティングは部下の意見を聞き、理解することを目的とした傾聴の場です。人材育成を目的としていますが、指導の場ではなく部下の感情や考えを理解し、より働きやすい環境にするために行います。1on1ミーティングは、人事部が公式制度として取り入れるケースと、職場ごとに自発的に行われるケースがあります。

◆1on1ミーティングの目的


1on1ミーティングの目的を深く理解せずに実施すると、意味のない雑談になってしまう可能性があります。何のために1on1ミーティングを行うのか、何を目指しているのかを明確にしておけば、上司と部下もミーティングの時間を無駄に感じることもなく意欲的に取り組めるでしょう。

ここでは、1on1ミーティングの2つの主要な目的について解説します。

業務効率化

1on1ミーティングを行う目的のひとつに業務効率化があります。
業務中にミーティングを行うため、本来の業務時間を奪うのではないかと懸念する方もいるかもしれません。しかし、1on1ミーティングをうまく活用すると、部下の特性や経験、スキルを深く理解できます。

社員を適材適所に配置できるため、結果的に業務の効率化が可能です。会社のビジョンを共有し部下のキャリアをサポートすることで、積極的に部下が課題に取り組むようになります。指示をしなくてもそれぞれの部下が自ら主導して業務を進めるようになれば、有能なチームとして適切に稼働できるようになるでしょう。

離職防止

1on1ミーティングの実施は、部下の離職を防ぐ効果が期待できます。
部下とのミーティングは、部下の悩みや会社に対する不満などを直接共有できる機会となります。しかし、突然ミーティングを行い「さあ話せ!」と言ったところで、部下はなかなか本音を語ってはくれません。時間をかけて何度もミーティングを繰り返し部下の信頼を得られれば、コミュニケーションの質が向上します。

また、定期的にコミュニケーションをとっておけば、部下の様子がおかしいなど小さな変化にも早期に気づくことも可能です。これらの変化に素早く寄り添い話を聞くことで、部下が会社を辞めると決断する前にさまざまな選択肢を提案できます。

◆1on1ミーティングの効果


1on1ミーティングが意味がないとされることもありますが、多くの場合、形式ばかりの面談となってしまっていることが原因です。1on1ミーティングは即効性を期待するものではありませんが、会社が成長するために非常に効果的な方法です。

具体的に、どのような効果があるのか紹介します。

部下との信頼関係構築

1on1ミーティングを通じて、上司と部下との距離が縮まり信頼関係を構築できます。
部下からの信頼を得るためには、ただ話を聞くだけではなく悩みを共有し価値観を理解する必要があります。部下からの提案があれば、自身の考えと異なっていてもまずは耳を傾けましょう。

もちろんすべての提案を受け入れられないかもしれません。しかし、提案を採用できない場合でも理由を丁寧に説明すれば、部下は上司が話を聞いてくれたと感じるものです。お互いが心を開き本音で意見を交換することで、人柄や仕事に対する考え方、取り組み方を深く理解しお互いを信頼し合えるようになります。

ただし、部下は常に上司が働く姿を見ているため、上司自身が確固たる自己管理能力を持つことも重要です。また、信頼関係の構築には時間がかかることも理解しておきましょう。

部下のモチベーション向上

1on1ミーティングは部下のモチベーションを向上させる効果があります。
上司からの一方的な管理や批判が続くと、部下の自尊心は低下し仕事への意欲も失われてしまうかもしれません。逆に、上司が部下の話を聞き一緒に課題に取り組む環境であれば、部下は主体性を持って仕事をするようになります。

定期的な1on1ミーティングを行い、会社の課題に取り組み成功体験を重ねることで、部下は自身が会社に貢献しているという感覚を強く持てるようになります。「貢献している」という充実感を得られれば、部下のモチベーションが自然に上昇していく可能性は高いでしょう。

部下の成長

1on1ミーティングでは、一人ひとりの部下に合わせて課題解決を行います。
各部下に対して適切な課題をタイムリーに提供し解決をサポートすることで、その成長を加速させることが期待できます。1on1ミーティングの主役は部下であり、上司から会社の方針を部下に伝える一方通行のマネジメントではありません。上司が部下の話に関心を示すことで、部下は主体的に会社のための提案を行うようになるでしょう。

また、個々の成長は結果的にチーム力の向上にもつながります。

1on1ミーティングのテーマ具体例


1on1ミーティングを始めてみたものの、話すことがないとネタに困っている上司も多いのではないでしょうか?1on1ミーティングでは部下を評価したり威圧したりしてはいけません。最後まで傾聴の姿勢を心がけ、部下がリラックスして自分の気持ちを吐き出し、ミーティング後にはスッキリとした気持ちになれるような時間にしましょう。

「部下の気持ちがわからない」
「部下が心を開いてくれない」
「部下と何を話したらいいのかわからない」


このような悩みを抱えている方は、以下のテーマを参考にしてみてください。

◆プライベートや雑談


● 出身はどこでしたか?
● お子さんは大きくなりましたか?
● お休みの日は何をして過ごしていますか?

1on1ミーティングでプライベート雑談をしてみるのもよいでしょう。

ただし、突然プライベートな深い悩みに踏み込むと、多くの人は抵抗感を持ってしまうかもしれません。最初は軽い話題で会話を楽しむ程度に留めておきましょう。雑談で自然に会話が弾むようになれば、心理的距離感を縮められます。

◆体調やメンタルの確認


● 〇〇さんと仲良いみたいですね?
● 最近、疲れているみたいだけど大丈夫?

部下の離職防止のためにも、その人間関係仕事へのモチベーションを把握しておくことは重要です。

しかし、人は信頼していない人に本当に深い悩みは話しません。部下が心を開けば、無理に聞かなくても自ら悩みを打ち明けてくるでしょう。部下に相談されたら、上からアドバイスするのではなく悩みに共感して気持ちに寄り添うことが大切です。

◆職場や組織の課題


● 〇〇の件で困っているんだけど良い案はないですか?
● 現在の体制で改善できそうなところはありますか?
● 会社が成長するために何が必要だと思いますか?

普段なかなか触れることがない職場や組織への課題を深く掘り下げて話し合うのもよいでしょう。
職場の目的や問題を上司と共有しそれを自らの課題として認識することで、部下の仕事への考え方も変化します。毎日の仕事が辛く指示だけをなんとかこなしていた部下も、1on1ミーティングをきっかけに主体性を持って仕事に取り組めるようになるかもしれません。

上司への要望や疑問を投げかけられたときこそがチャンスです。自分に何ができるかを考えてもらうよう促し、意見をしっかりと述べてもらいましょう。

◆自己評価


● 自分ができていると感じている部分はどこですか?
● これから改善していきたいことは何かありますか?

自己評価を一緒に行うのも一つの方法です。このとき大切なことは、先回りして上司からの評価を伝えないことです。

また、部下が安心して自分のネガティブな部分を話せるように、人事評価には影響を与えないと明言しておきましょう。自己評価を行い言語化することで、自分自身を客観的に見つめ直す機会となり、できることややりたいことが見えてきます。それらをどう仕事に活かすのか、一緒に深堀りしていきましょう。

◆キャリアプラン


● 持っているスキルにはどんなものがありますか?
● 今後の目標は何ですか?
● 今後どんな仕事をしたいと思いますか?

モチベーションの高い社員は、自己スキルを発揮できる機会を求めています。部下が望むキャリアプランについて話し合い、積極的にキャリアサポートを行うことで部下の自立と成長を促せます。1on1ミーティングの実施後には、部下が自己成長できるよう質の良いトレーニングを提供したり、スキルが活かせるプロジェクトを任せたりしてみてもよいでしょう。

明確にフィードバックし、どうすれば業績が向上するのかを具体的に話し合えば、部下のスキルレベルは確実に高くなります。その結果、モチベーションはますます向上し、会社にとって欠かせない人材へと成長していくでしょう。

◆企業ビジョンの共有


● チームのビジョンについてどう感じますか?
● あなたのビジョンを教えてください。

上司と部下が直接対話し企業ビジョン方向性を共有すると、会社に対する部下のエンゲージメント(組織への愛着)は深まります。上司と部下が企業ビジョンを共有し上司が部下の意見を直接聞くことで、部下は自らの仕事の意義を感じやすくなります。

企業ビジョンを深く理解すれば、部下の視野は広がり業務に対する視座も高まるため、会社全体のパフォーマンス向上にもつながりやすいでしょう。

◆時事問題


● コロナが5類に分類されたことについてどう思いますか?
● マイナンバーの利用範囲が拡大された件についてどう感じますか?

日々更新される最新ニュースは話題が豊富なため、会話が途切れた場合やミーティング冒頭でのアイスブレイクなどにも活用できます。また、ニュースを通じて部下の興味関心など基礎となる思考パターンを理解できるため、相互理解も深まるでしょう。



1on1ミーティングのやり方


部下の成長を支援し仕事へのモチベーションを高めるために行う1on1ミーティングですが、やり方を誤ると逆効果になる可能性もあります。

「一方的な上司の説教で終わった」
「部下が意見を言わない」
「単なる雑談に終始した」

このような失敗を避けるために、1on1ミーティングは適切な手順で実施する必要があります。ここでは、1on1ミーティングのやり方のコツや成功のポイントなどを紹介します。

1.目的の共有


1on1ミーティングをはじめて行う場合、業務の時間を削ることへの抵抗や上司から何か言われることへの不安から、部下から反発が生じるかもしれません。

一方的に実施することだけを伝えるのではなく、まずは1on1ミーティングの目的を丁寧に共有することが大切です。部下の不安を取り除くためにも「部下のための時間であること」「部下の話を聞く時間であること」を強調して伝えましょう。

2.スケジュールの決定


スケジュールは、できれば部下に設定をしてもらうのが理想的です。部下の都合を確認し、時間に追われることなくお互いがリラックスして話せる日時に設定しましょう。

3.話す内容をリスト化


1on1ミーティングの実施が決まったら、部下に話すテーマを事前にリスト化してもらいましょう。上司が主導して話すテーマを準備するよりも、部下本人がテーマを決めることで積極的にミーティングに参加できます。

また、部下がリスト化したテーマに上司が寄り添う形であれば、部下は自分の思いを自由に伝えられます。部下がテーマを考えやすいよう、1on1ミーティングの目的を事前に共有しておくとよいでしょう。上司は部下の特性を考慮して、どのようなミーティングにするのか考えておくと進行がスムーズです。

4.1on1ミーティングの実施


お互いの理解を深めるためにも、1on1ミーティングはできるだけ対面形式で行うことがベストです。お互いの表情が見えることでより深くコミュニケーションできます。

どうしても対面が難しい場合はビデオ通話でも実施できますが、可能な限り避けた方がよいでしょう。1on1ミーティングでは、部下に自由に発言してもらい上司は聞き役に徹します。上司からのアドバイスは極力避け、必要なヒントを提供しつつ部下自身が自分で答えが出せるよう導きます。

また、話した内容はメモをとって記録しておきましょう。終盤では、次回のスケジュールやテーマについて計画を立てておくとスムーズに次につなげられます。

5.内容の振り返り


1on1ミーティングで話し合った内容を振り返り、部下の現状と過去を比較します。
部下の成長や課題をまとめ、具体的なキャリアプランについてフィードバックを行います。部下の優れた点や強みを見つけ出し、可能であれば現在のスキルをもっとも活かせる機会を提供しましょう。

また、部下に様子がおかしいところはないか、ストレスを感じている部分はないかなど小さなSOSを見逃さないようにしましょう。

まとめ


本記事では、1on1ミーティングの目的や効果と具体的な実施内容を紹介しました。
1on1ミーティングの効果的に活用するためには、以下の点に考慮すると成功する可能性が高まります。

● 部下のための面談という視点を忘れない
● 上司は聞き役に徹する
● 否定的な評価や叱責をしない
● 人事評価とは別の時間であると明確にしておく
● 部下のキャリア育成を最優先に考える

これらの要素を考慮して1on1ミーティングを実施すれば、部下との信頼関係を築き部下が自主的に行動するようになります。また、上司が自分を評価し理解してくれていると感じられることで、自己肯定感が高まりモチベーションも上がるため、社員の離職防止にもつながります。

互いに信頼し遠慮なく意見交換できる活発な職場を目指し、1on1ミーティングを導入してみませんか?

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編集・執筆/株式会社アクシアエージェンシー 採用コンサルティング事業部

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