24卒学生の特徴とは？これからの選考に向けて人事担当者が注意すべきポイント

2023年に入り、24卒学生の採用活動が本格化してくる時期だと思います。 大学生活がコロナでスタートした24卒は、どのような特徴や傾向があるのでしょうか？

今回は、選考の前に注意しておきたい、24卒学生の傾向と現状についてお伝えします。

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24卒の大学生活

約3年間の大学生活を経験していますが、その3年間すべてはコロナ禍での生活を余儀なくされています。コロナ禍では、学生に以下の影響を与えたと考えられます。

・オンライン授業や、オンラインと対面の併用授業
・部活動、サークルの活動制限
・アルバイト就業機会の減少
・インターネット環境への慣れ
・友好関係の縮小

オンライン環境に慣れている影響もあり、すでにオンラインでのインターンシップに参加している学生は、年々増加傾向にあります。また、大学入学時からオンライン環境だったため、デジタルリテラシーの高い学生は例年より多い見込みです。

インターンシップの参加状況

株式会社ディスコによると、2022年10月に発行された「9月後半時点の就職意識調査」では、以下のように公表されています。

インターンシップ等のプログラムの参加経験者の形式別参加状況

今後参加したいインターンシップ形式

参考：9月後半時点の就職意識調査 株式会社ディスコ

この結果から、24卒はオンライン環境に慣れているものの、23卒よりも対面形式を希望し参加している傾向があるのが分かります。

選考における注意すべきポイント

◆ 説明会、選考時の進行

22卒、23卒よりもコロナ禍を長く経験した層になりますので、オンラインを活用することには慣れているでしょう。

そのためWEB説明会やWEB面接において、進行がスムーズではない場合は学生の気持ちが離れやすくなると考えられます。

◆ 選考の早期化による影響

年々、内定率の推移が昨対比で上昇している傾向にあります。
母集団形成という観点では、早めに採用活動を実施することでより多くの学生と会える可能性が高まるでしょう。

◆ オンラインと対面の活用

オンラインでの説明会や選考が主流になったことで、企業側からすると幅広い学生に会えるチャンスです。一方で、学生側からするとエントリーしやすくなる反面、各企業の特徴がわかりにくいと感じることもあるようです。



つまり、オンライン実施では志望動機を形成しにくい傾向にあるため、いかに会社の魅力を伝えていくのかがカギとなります。

また、先述の通りインターンシップでは対面を希望する学生が多かったため、オンラインと対面の選択式や、最終面接は対面で行うなども検討すべきです。

まとめ

選考の早期化やオンライン選考など、24卒学生は今後の不安や焦りを抱きながらも選考を進めています。

オンラインに慣れているからこそ、WEBでの説明会や選考の運営はスムーズに行うことが大事です。また、他に選考中の企業でも、オンラインで選考を行っている可能性は高いため、どのように説明会や面接で魅力を伝えていくのかが重要なポイントとなるでしょう。

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編集・執筆/株式会社アクシアエージェンシー HRコンサルティング事業部
 

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