24卒採用のポイントはタイパ！？タイパ重視世代の新卒採用において企業が気を付けるべきポイント

Z世代を表す言葉として「タイムパフォーマンス(タイパ)」があります。 そして近年では、就職活動でもタイパを意識する学生が増えています。 そこで就職活動におけるタイパとは何か、またタイパを意識する学生に対して何を気を付けるべきなのかをお伝えします。

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1.就職活動におけるタイパ

◆タイパとは

そもそもタイパとは、「タイムパフォーマンス」の略であり、物事にかけた「時間」に対する満足度を意味する言葉です。特にZ世代は、SNSや動画配信サイトで大量の情報の中から自分にとって必要なものを取捨選択し、効率的に情報を取得しようとする意識が高いことが特徴です。

◆約6割以上の学生がタイパを意識

あさがくナビが実施した2024年卒への調査によると、「普段の生活にタイパを意識している」と回答した学生は23.0％、「どちらかと言えば意識している」が39.7％でした。合わせると約6割以上の学生がタイパを意識して生活しているようです。
参考：株式会社学情あさがくナビ

2.タイパ重視の学生に気を付けるべきポイント

◆説明会

タイパを意識している学生は、WEBでの説明会を好む傾向があります。マイナビ2023年卒学生就職モニター調査によると、実際に録画のWEBセミナーに参加した学生は、以下のようなメリットを感じています。

・気楽に見られる（47.3％）
・一時的にメモを取れるのが良い（47.0％）
・1.5倍速で見られると効率的だと思う（43.0％）

WEBでの説明会だと、いつでもどこでも視聴でき、早送りや巻き戻しができるため、タイパを意識する学生から支持されています。つまり学生を集客するためには、対面の説明会だけではなくWEBの説明会も開催する必要があるようです。

◆エントリーシート

エントリーシートについて、「WEBで提出した」という学生の割合が年々増えており、2023年卒の学生は95.9％となっています。紙とWEBでは、WEBで提出する方が良いと回答した学生が、93.3％と圧倒的に多いです。

WEBで提出するメリットは、各企業で共通して聞かれる質問をテンプレート化するなど、作成の工数を工夫できます。WEBでの提出が主流になってきた現在、紙での提出を求める際は、特別な背景や納得できる意図を提示する必要があるでしょう。

◆面接

就職活動のオンライン化が進み、学生にとって「対面で実施する」ということが持つ意味・期待も変わってきています。例えば「10分の一次面接を対面形式で行う」「面接での待ち時間」など面接に伴う移動時間や待ち時間を、タイパが悪いと思う学生がいるようです。企業は、あえて対面で行う理由を学生に伝える必要がありそうです。
参考：株式会社マイナビキャリアリサーチLab

まとめ

Z世代の24卒は、SNSや動画配信サイトで大量の情報の中から自分にとって必要なものを取捨選択し、効率的に情報を取得しようとする意識が高いです。またタイパを意識する学生は、説明会・エントリーシート・面接においてWEBを好む傾向があります。そのため企業はWEBでの対応を考える必要があるでしょう。

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編集・執筆/株式会社アクシアエージェンシー HRコンサルティング事業部
 

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