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2024.6.28.Fri

       

外国人採用の方法と特定技能外国人の活用

外国人採用市場の現状


日本の労働市場は少子高齢化により深刻な人手不足に直面しています。総務省の統計によれば、日本の労働人口は毎年減少しており、特に介護業、宿泊業、外食業、建設業、製造業などの多くの産業で労働力不足が深刻です。このような状況の中で、外国人労働者の採用は日本企業にとってますます重要な戦略となっています。日本政府もこの課題に対応するため、2019年に新しい在留資格「特定技能」を導入し、特定の分野での外国人労働者の受け入れを促進しています。


外国人採用の具体的な方法


外国人労働者の採用にはさまざまな方法があります。それぞれの方法には独自の利点と注意点があります。

1.技能実習制度


目的

技能実習制度は、外国人が日本の企業で技能や知識を学び、母国でその技術を活用することを目的としています。これは国際貢献の一環としても位置づけられており、開発途上国の産業発展に寄与することが期待されています。

利点

技能実習生は特定のスキルを持つ即戦力として活躍できます。例えば、製造業や農業分野では、外国人実習生が重要な役割を果たしており、現地での技術移転も進んでいます。また、企業は実習生を指導することで、自社の技術を標準化し、品質管理の向上にもつなげることができます。

注意点

技能実習制度は教育が主な目的であり、実習生を労働力として長期間活用することには限界があります。また、制度の運用において不適切な事例が報告されることもあり、適切な管理が求められます。企業は実習生の教育や生活環境に十分配慮し、倫理的な運用を心掛ける必要があります。

2.留学生の採用


目的

日本で学んだ留学生を卒業後に採用する方法です。留学生は日本の大学や専門学校で学び、日本の社会や文化に慣れ親しんでいます。

利点

留学生は既に日本語能力を持っており、日本の文化にも適応しています。そのため、企業の業務にスムーズに適応できることが期待されます。また、留学生は多くの場合、高度な専門知識を持っているため、技術系や研究職など専門性の高い職種に適しています。

注意点

留学生の中には特定の専門スキルを持っていない場合もあり、選考に時間がかかることがあります。また、留学生の採用には在留資格の変更手続きが必要であり、これには一定の時間とコストがかかります。企業は採用プロセスをスムーズに進めるためのサポート体制を整えることが重要です。

3.特定技能外国人の採用


目的 即戦力となる労働者を確保するための制度です。特定技能外国人は、特定の産業分野での労働力不足を補うことを目的としています。

利点

高い技能を持つ労働者を長期にわたり雇用できる点が大きな利点です。特定技能1号と2号の2つのカテゴリーがあり、それぞれの要件に応じた人材を確保できます。特定技能1号の労働者は基礎的な技能を持ち、特定技能2号の労働者は高度な専門技能を持っています。

注意点

初期の手続きや手配に時間とコストがかかります。また、適切なサポート体制を整えることが求められますが、これらの初期投資は長期的には効果が高いです。企業は採用後も継続的に支援を提供し、労働者が円滑に業務を遂行できるようにする必要があります。


特定技能制度についての詳しい説明


特定技能制度は、日本の特定の産業分野で人手不足を補うことを目的とした在留資格制度です。この制度には「特定技能1号」「特定技能2号」の2種類があります。

◆特定技能1号


対象分野

介護、建設、製造業、飲食料品製造業、外食業など16分野。これらの分野は特に人手不足が深刻で、外国人労働者の即戦力としての役割が期待されています。

在留期間

最長5年間(1年または6ヶ月の更新)。特定技能1号の在留期間は最長5年間ですが、更新手続きを通じて在留を継続することができます。

技能レベル

即戦力としての基礎的な技能が求められます。これには実務経験や技能試験の合格が必要です。

日本語能力

日常会話程度の日本語能力が必要(JLPT N4レベル以上)。特に職場でのコミュニケーションが円滑に行えることが重要です。

家族の帯同

原則として認められません。これにより、労働者本人が集中して業務に従事することが期待されています。

◆特定技能2号


対象分野

特定技能2号については、建設分野及び造船・舶用工業分野の溶接区分のみが対象となっていましたが、ビルクリーニング、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業の9分野と、造船・舶用工業分野のうち溶接区分以外の業務区分全てを新たに特定技能2号の対象とすることになりました。(令和5年6月9日閣議決定)

在留期間

無期限(3年、1年または6ヶ月の更新)。特定技能2号の在留期間は無期限であり、更新手続きを通じて長期間の在留が可能です。

技能レベル

より高度な専門技能が求められます。特定技能1号での経験や技能試験の合格が必要です。

日本語能力

1号と同様に高い日本語能力が求められます。職場での高度なコミュニケーションが必要です。

家族の帯同

認められます。これにより、長期にわたって安定した生活基盤を築くことができます。

特定技能の取得プロセス
特定技能の取得にはいくつかの重要なステップがあります。

1.技能試験と日本語試験の合格

特定技能1号の資格を取得するためには、指定された技能試験と日本語試験に合格する必要があります。これにより、基礎的な技能と日本語能力が証明されます。技能試験は、職種ごとに異なる内容が設定されており、実務経験や特定の技術を確認するものです。

2.雇用契約の締結

日本の受入企業と雇用契約を結びます。これにより、労働条件や待遇が明確になります。企業は労働者の職務内容や労働時間、給与などの条件を明確にし、労働者が安心して働ける環境を提供することが求められます。

3.在留資格の申請

在留資格認定証明書の交付を受け、在留資格を取得します。この手続きには、日本の法務省や入国管理局との調整が必要です。企業は必要書類の準備や手続きのフォローを行い、スムーズな申請ができるよう支援することが重要です。



外国人の活用事例


外国人労働者の活用事例は多岐にわたります。以下、事例をご紹介します。

◆介護業界


事例1

ある大手介護施設では、特定技能1号の資格を持つ外国人介護士を積極的に採用しています。これにより、慢性的な人手不足が解消され、利用者に対するサービスの質が向上しました。特に、ベトナムやフィリピンからの介護士は、日本語と介護技術を兼ね備えており、即戦力として活躍しています。彼らは日本の介護技術を学びつつ、現場での経験を積むことで、高品質なサービスを提供しています。

◆製造業界


事例2

ある部品メーカーでは、インドネシアやタイからの技能実習生を採用し、その後特定技能1号に移行させています。これにより、製造ラインの効率が大幅に向上し、品質管理も徹底されました。外国人労働者は、高度な技術を持ち、チームの一員として重要な役割を果たしています。企業は彼らに対する研修プログラムを充実させ、持続的な成長を支援しています。

◆外食業界


事例3

大手ファミリーレストランチェーンでは、ネパールやスリランカからの特定技能1号のスタッフを採用し、接客や調理業務を担当させています。これにより、人手不足が解消されるだけでなく、多国籍なスタッフによる多様なメニューの提供が可能となりました。外国人スタッフは、母国の料理技術を活かし、新しいメニューの開発にも寄与しています。これにより、店舗の魅力が増し、顧客満足度も向上しています。


外国人採用のメリットとデメリット


外国人労働者の採用には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。

◆メリット


1.即戦力となる人材の確保

外国人労働者は高い技能を持つため、迅速に業務に適応できる。特に、特定技能制度を活用することで、必要な技能を持つ人材を確保することができます。

2.長期的な雇用が可能

特定技能2号への移行により、長期雇用と人材育成が可能。これにより、企業は継続的に高いパフォーマンスを発揮する人材を育成することができます。

3.政府の支援と透明な手続き

手続きが明確で、支援機関も充実している。政府のサポートを受けることで、スムーズな採用が可能です。

4.多文化共生の推進

多様な文化背景を持つ労働者の受け入れにより、企業内のイノベーションが促進。新しい視点やアイデアが生まれ、企業の競争力が強化されます。

新しい市場の開拓

外国人労働者のネットワークを活用し、母国市場への進出が可能。これにより、国際的なビジネス展開が促進されます。例えば、外国人労働者が母国での市場調査や顧客とのコネクションを持っている場合、企業はそのネットワークを活用して新市場を開拓することができます。

6.社会的責任の果たし

労働力不足の解消と国際社会への貢献を果たすことができる。企業の社会的評価が向上し、ブランド価値の向上につながります。国際的な人権問題に対する取り組みとしても評価されるでしょう。


◆デメリット


1.初期コストと手続きの負担

外国人労働者の採用には、ビザ申請や試験合格などの初期コストと手続きが必要。これには時間と労力がかかります。また、手続きの不備や遅延が発生すると、採用計画に影響を与える可能性があります。

2.文化や言語の壁

言語や文化の違いからくるコミュニケーションの課題が発生する可能性がある。これを克服するためには、企業内での教育やサポートが必要です。例えば、企業は外国人労働者向けの日本語教育プログラムや異文化理解セミナーを提供することが有効です。

3.法規制とコンプライアンスの対応

外国人労働者の採用には、法規制やコンプライアンスの遵守が必要であり、対応が求められる。これには、法務部門や人事部門の適切な管理が不可欠です。また、労働条件の適正化や雇用契約の遵守など、企業は労働者の権利を保護するための取り組みを強化する必要があります。


まとめ


特定技能外国人の採用は、日本の企業にとって労働力不足を補い、即戦力となる高技能人材を確保する有効な手段です。介護、製造業、外食業などの多くの業界で外国人労働者が活躍しており、その成功事例は多岐にわたります。企業は特定技能制度を活用し、多様な人材を受け入れることで、持続的な成長と発展を目指すことが求められている時代です。また、外国人採用のメリットとデメリットを理解し、適切なサポート体制を整えることで、効果的な外国人労働者の活用が可能となります。

適切なサポートと管理体制を築き、異文化理解を深めることで、企業は国際的な視野を広げ、新たなビジネスチャンスを創出することができると想定されます。具体的には、外国人労働者向けの研修プログラムの充実や、多文化共生を推進する企業文化の醸成が重要です。さらに、企業は地域社会と連携し、外国人労働者の生活支援や地域社会への統合を支援することが求められます。

外国人労働者の採用は、単に労働力を確保するだけでなく、企業の成長と地域社会の発展に寄与する重要な要素です。企業は長期的な視点で外国人労働者の採用と活用を計画し、持続可能な経営戦略を実践していくことが必要です。

◆おわりに



弊社では雇用協会とパートナーシップを結び、企業様に合わせた人材をご紹介するビジネスを拡大しております。特に飲食業、宿泊業、介護業への人材提供に強みを持っておりますので、現場の採用に課題をお持ちの際は是非お声がけいただけますと幸いです。

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編集・執筆/株式会社アクシアエージェンシー HRコンサルティング事業部

リクルート正規代理店/Indeedシルバーパートナー/Googleパートナー
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