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2023.6.9.Fri
SNS採用・ソーシャルリクルーティングの活用法とは?失敗例から成功のポイントを学んで上手に活用しましょう

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注目されているが浸透していないSNS採用の現状
- SNS採用が注目されている理由
- SNS採用があまり浸透していない理由
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よくある失敗例と成功例は?
- よくある失敗例
- 成功例
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SNSの特徴と役割、得意領域
- SNSの特徴
- SNSの役割
- 採用活用におけるSNSの得意領域と不得意領域
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SNS利用者・求職者の動き
- 潜在層
- 顕在層
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SNSを使った施策の種類
- SNS運用
- 広告配信
- コンサルティング・代行を依頼する
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SNSのおすすめ活用法
- 企業規模・認知度別
- 採用領域別(新卒・中途・AP)
- まとめ
そこでこの記事では、
「SNSを活用した採用に興味があるが何をしたらいいかわからない」
「SNSを使った採用活動を行ったがあまりうまくいかずやめた」
という人事担当の方向けに、SNSを使った採用がうまくいかない理由や、おすすめの活用法などをご紹介したいと思います。
注目されているが浸透していないSNS採用の現状
まずは、SNSを使った採用活動が多くの企業に注目されている理由や、あまり浸透していない=定着していない理由を踏まえて、SNS採用の現状をお伝えします。
◆ SNS採用が注目されている理由
SNS採用・ソーシャルリクルーティングが注目されている背景は2つです。
・採用難=既存手法で採用がうまくいっていない
・少子高齢化=若手採用ができない
多くの企業が、採用難や若手採用にも苦戦しており、SNSを活用して若年層の採用を促進する方法を模索しています。また、SNSからの直接採用に加え、自社ウェブサイトを活用したオウンドメディアリクルーティングや求人サイトへの集客など、さまざまなSNSの活用方法が検討、実施されています。
◆SNS採用があまり浸透していない理由
SNS採用・ソーシャルリクルーティングが浸透しない理由は3つです。
・すでに失敗した経験がある(SNS広告)
・投稿した成果が感じられない(SNS運用)
・マンパワー・コストをかけてまで実施する判断がつかない
SNSを活用した採用活動は既に多くの企業が実施しているものの、成果を上げている企業は少なく、定着していないケースがほとんどです。
まだスタートしていない企業や迷っている企業は、成功するポイントを理解せずに安易にスタートすると失敗することが多いため、SNSの特徴や役割を理解した上で、明確な方向性や目標を設定してスタートさせることをおすすめします。
よくある失敗例と成功例は?
◆ よくある失敗例
これらの状態で成果も出ていない場合は、いったんSNS採用をストップすることをおすすめします。
・求人広告と同じように利用している
・若い人欲しいから「なんとなくSNS」で始めている
・最初だけ実施して継続していない
・若い人欲しいから「なんとなくSNS」で始めている
・最初だけ実施して継続していない
◆ 成功例
SNS採用を成功させる3つのポイントです。
・SNSの特徴と役割を理解した上で実施
・ユーザー(求職者)が求めることを深く理解する
・長期的な目標を設定し進捗の評価基準を決めて進める
・ユーザー(求職者)が求めることを深く理解する
・長期的な目標を設定し進捗の評価基準を決めて進める
3つのポイントが抜けてしまうと、成功確率が大幅に低下します。以下では、SNS採用の特徴や役割、ユーザーの動向について説明しますので、ぜひご確認ください。
そもそも、SNSは若年層にリーチできるツールではありますが、採用活動に特化したツールではない事を理解することが成功に導く第一段階です。
ICT総研が2022年に発表したSNS利用動向に関する調査では、SNSを利用する理由について、「仕事や趣味などの情報収集目的」や「知人同士の近況報告」「SNSを通じて、人とつながっていたい」がTOP3となっており、仕事探しに限った利用の項目はありません。

出典:ICT 総研
仕事や趣味などの情報収集目的の方の中に、仕事探し目的で利用している方も含まれている可能性はありますが、あくまで「情報収集」を目的としている部分もしっかり認識しておきたいポイントになります。
SNSの特徴と役割、得意領域
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)を成功に導くにあたって、押さえておきたいSNSの特徴と役割があります。特徴と役割は、業界や自社の認知度の高さや人気の高さによっても大きく変わってきますのでご注意ください。

◆ SNSの特徴
・認知・好意形成・興味関心・理解・応募といった流れの中で、強みを発揮できるサービスがが違う。
・認知(人気)の低い企業(業界)と認知(人気)の高い企業(業界)では、取組むべきフェーズが変わる。
・成功例
⇒今までほとんど新卒採用をしていなかった人気企業が新卒採用をする為に認知施策としてTwitterで新卒説明会の情報配信⇒結果として1万人の説明会エントリー
・失敗例
⇒同様のことを認知が低い企業が行っても成果がでません。認知が低い企業が取る認知施策は説明会実施の認知ではなく、企業認知・業界認知となります。
⇒今までほとんど新卒採用をしていなかった人気企業が新卒採用をする為に認知施策としてTwitterで新卒説明会の情報配信⇒結果として1万人の説明会エントリー
・失敗例
⇒同様のことを認知が低い企業が行っても成果がでません。認知が低い企業が取る認知施策は説明会実施の認知ではなく、企業認知・業界認知となります。
◆ SNSの役割
SNSの役割は、第2のHPとして、認知を獲得する・好感を得る・募集動機を作るといった、歩留まり(応募率・面接率・採用率など)の改善にあります。
その役割をしっかり認識した上で活用方法を検討することが大事です。
◆採用活用におけるSNSの得意領域と不得意領域
・得意領域=初期認知・イメージUP・歩留まり改善・ブランディング
・不得意領域=母集団形成(応募数・エントリー数)
・不得意領域=母集団形成(応募数・エントリー数)
得意・不得意についても特徴・役割同様、認知の高い・低いで得意・不得意も変わりますが、求人広告等と同じように直接応募を獲得する打ち手として利用する場合は注意が必要となります。
SNS利用者・求職者の動き
特徴と役割を確認した次に考えるのは、求職者の動きです。求職者(ターゲット)がいつ・どんな目的でSNSを見るのかを考えた上で、ニーズにあった情報発信を行うようにしましょう。今回は潜在層と顕在層に分けて考えてみたいと思います。
※ここで言う潜在層と顕在層の定義は以下
・潜在層=就職・転職活動はしているが、自社に興味をもっていない
・顕在層=就職・転職活動をしており、自社に興味を持っている・候補になっている
◆ 潜在層
<どんな時に>
すき間時間・空き時間・プライベートタイム<どんな目的で>
楽しいコンテンツを探す・フォローしたアカウントの近況を見る・目当ての企業の最新情報を収集<NGコンテンツ例>
潜在層に向けて、エントリー促進・応募・説明会参加など、直接的なアクションを促すのは、認知・興味がない段階では無意味なためNGです。逆に「お?」「ここは何だ?」「面白そう」と思わせるような楽しいコンテンツで知ってもらう事(HPへの到達)をゴールにすると良いです。
◆ 顕在層
<どんな時に>
すき間時間・空き時間・プライベートタイム<どんな目的で>
企業の最新情報のチェック・面接対策やインターン対策の為の情報収集・採用サイトや募集要項には載っていないリアルな情報収集(判断材料を収集)<NGコンテンツ例>
顕在層に対するNG例は、すでにある情報をSNSで発信することです。興味がある求職者はSNSで追加情報を求めて利用します。採用サイトなど見たことがある情報が載っていても意味がありません。もっとリアルな従業員の生の声や職場の情報などSNSならではの情報発信を行い、直接的なエントリーではなく間接的な志望動機になることを目指しましょう。SNSを使った施策の種類
◆ SNS運用
SNS運用とは、企業の公式採用アカウントを取得して、企業の採用情報の発信やイベントの告知、採用HPには記載できていないリアルな採用情報を投稿をすること。また、その投稿を継続して実施することになります。
多くの情報を発信し、目に触れる機会を増やしたり、ファン(いいね・リツィート・フォロー)を増やしていくことを目的としています。
◆ 広告配信
広告配信とは、それぞれのSNSを利用して短期的に多くのユーザーに情報を届ける広告を配信することです。
各SNS毎に特徴的な配信設定が可能で、例えばTwitterではフォロワーターゲティングという指定のアカウントをフォローしているユーザー(とその類似ユーザー)に配信するということが出来ます。
※例/新卒向け広告をリクナビ2024・マイナビ2024のTwitterアカウントフォロワーに配信する
SNS運用とは違い、短期的に集客できるため、自社の魅力を短期的に多くのユーザーに見てもらえるメリットがあります。
◆ コンサルティング・代行を依頼する
コンサルティング・代行は、上記SNS運用や広告配信を他社にその一部や全てを委託して実施してもらう施策となります。
SNS運用・広告配信にはノウハウやマンパワーが必要なため、最初の段階では一部又は全部を専門の会社に委託してもらい、ノウハウを学んだうえで自社運用に切り替える方法もおすすめです。
SNSのおすすめ活用法
◆ 企業規模・認知度別
認知がある企業
⇒ 母集団形成(SNS運用・SNS広告)認知(人気)がある企業の場合は直接的なエントリーや応募獲得に繋がる可能性も充分あるので、説明会告知やエントリー促進などを積極的に実施していきましょう。
認知が少ない企業
⇒ 認知拡大・イメージUP(SNS運用・動画配信)認知(人気)が低い企業の場合は、直接的な母集団形成は難しいので、認知拡大やイメージアップにつながる取組みを実施する事をおすすめします。
その際にはどのような形で認知を拡大するかのコンセプトをしっかり決めて採用ブランディングにつながる取組みを実施することをおすすめします。
◆ 採用領域別(新卒・中途・AP)
新卒正社員採用
⇒SNS運用・動画配信新卒正社員採用は長期の取組みになるため、認知を獲得する為のYouTubeショートやTikTokなどの縦型動画配信、検討中の学生に対して動機形成ができるInstagramやTwitterなどでの職場情報の提供など、長期的な運用が必要になるSNSと相性が良いです。
中途正社員採用
⇒SNS運用・ブランディング新卒同様、若手正社員採用については求職者が応募を検討する際に企業の公式SNSを確認した上で、自分がフィットできるかどうかを確認する傾向が増えています。
適切な情報提供・魅力発信ができれば歩留まり改善に大きく貢献できるため、こちらもおすすめです。
アルバイト採用
⇒SNS運用正社員と比べると短期的・条件で探すアルバイト・パート採用は相性はあまり良くないかも知れません。特に勤務地が多数ある採用に関してはその勤務地毎の情報発信をすることは現実的に難しく、情報をより深く知りたいと考えるユーザーとのアンマッチが起きる可能性があります。
ただし、そのお店毎の魅力・コンテンツを発信できる体制を整えることができれば直接的な応募に繋がる可能性もあります。
まとめ

一つのSNSで出来ることは限られており、採用HPや求人広告の代わりになることは難しいです。(特殊なケースを除く) 一方で特徴や役割を考えた上で活用する事ができれば、採用HPや求人広告の効果を最大化するサポートができます。
さらに、SNSの使い分けをすることで、採用活動のすべてのフェーズで活用できる可能性も秘めています。せっかくSNS活用を検討されるのであれば、成功の近道として、ノウハウのある専門会社に相談した上で実施するかしないかを検討頂くのがおすすめです。
弊社でも、SNS運用代行や広告運用・ブランディングやコンサルティングなどのサービスを行っております。気になる方向けの無料の相談会やセミナーなども開催しておりますので、お気軽にご相談下さい。
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